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歩いて食べて書いて、ハンバーガーの魅力を発信するブログ

UMAMI BURGER 錦糸町PARCO店 に行ってきた

ハンバーガーは何味か。


 去年の7月に当ブログを開設して数日後、3つ目の記事を投稿した私は定期的にまとまった文章を書くことの難しさを痛感し、4つ目の記事を書くことは無かった。挫折である。

 

それから1年、書くことはやめてもハンバーガーを食べ回ることはやめなかった私は、再びブログ記事作成に至った。食べていると発信したいという気持ちを溜めこむタイプなのである。挫折からの再挑戦を見守って欲しい。

ハンバーガーの日(7月20日)翌日、私は妻と「UMAMI BURGER(ウマミバーガー)」を訪れた。私は7月頭に一度食べに行ったことがあり、2度目。

アメリカ、ロサンゼルス生まれのこのバーガー屋は、日本だと青山・みなとみらい・錦糸町・恵比寿に出店している。錦糸町と恵比寿はフードコートの一角としての営業だ。

特徴は何と言っても「うまみ」だ。店の名前にもなっている。

「うまみ」というのは人間が味覚で感じることのできる基本味のひとつで、甘味・塩味・酸味・苦味と肩を並べる存在らしい。潮見?あそこの話はまたいつかする。

でも「うまみ」って意識しづらいよね。甘味=砂糖の味、みたいな直感的なイメージが無い。どんな味なのよ。そう思ってgoogle先生に聞いたら、味の素がまさに「うまみ」を凝縮した調味料なんだそうな。ちょうど家にあったのでこれは舐めてみるしかない。pero...これが「うまみ」か・・・!! 舌がじんわりしびれるような、それでいてトゲのない、まったりしたような刺激。ってことを7月、初めてお店を訪問する前にやってみた。

 そんな「うまみ」を活かしたバーガーというのはどんなものか。私が7月頭に食べて、今回妻が注文した、ウマミバーガーのフラグシップたる「ウマミバーガー」を元に紹介する。 

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見た目は中くらいのおとなしそうなハンバーガー。

具材がさらに疑問符を呼ぶので、食レポの前情報として書いてみる。

UMAMI BURGER
パルメザンフリコ、ローストシイタケ、ローストトマト、キャラメルオニオン、ウマミケチャップ、ビーフパティ

 パルメザンフリコ・・・って何・・・?(画像は脳内イメージ)

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フリコというのはジャガイモやチーズを小麦粉と一緒に練って揚げた料理のことらしい。なんだチーザじゃないか。他の具材も気になるけど、そろそろレポートを書く。

 

ウマミバーガーを食べてみると、一口目で「うまみ」が分かる。

酸味とも塩味ともつかない濃厚な味わいがあり、鼻孔を抜けていく。例えるなら燻製のような、とがってる訳じゃないけど鼻や喉に残留してあとをひくような感覚だ。

また、ハンバーガー全体を見た時のバランスも絶妙だ。アメリカンなハンバーガーというと、肉とパンを塩と油で食べるような直球さがあって、日本のスペシャルバーガーにもそのエッセンスは多い。肉が主役、それはそれで私は大好き。けれどウマミバーガーはその対極にあって、肉は存在感のある1ピースだけど決して単独の主役という訳じゃない。肉汁や、キノコ、チーズ、トマトからじゅわりと感じられるうまみが総体となって押し寄せてくるのがウマミバーガーだ。

中でも、バランスを取る上で重要な役割を果たしているのはウマミケチャップだろう。普通のケチャップがトマトのフレッシュな酸味と甘みをウリにするものだとしたら、ウマミケチャップのイメージはトマトピューレをじっくり煮詰めて鍋底に焦げ付く寸前の状態だ。舌がジリジリするような刺激を持っている。これが他の具材から出てくるうまみの波を呑みこんで、ウマミバーガーというひとつの大波のようになる。

私が地味に感動したポイントは全体の味わいの他にもう1点あった。このバーガー、味のインパクトに負けないくらいバンズが作りこまれているのだ。具体的には厚みのあるふかふかのバンズで、あまりトーストはされていない。具材に接する面はウマミケチャップでしっとり濡れていて、食べ進める間にも他の具材の汁気を吸っていくが、完全にへたってしまわないくらいにはタフな作りとなっている。味としてもほんのりバターを感じる程度で、プレーン過ぎず、具材の優しくて強い味わいを邪魔しない。

個性的なバーガーにはそれに合うバンズがくっついていることが重要と私は考えているが、その点ウマミバーガーは良い。バンズ込みで一体感のあるバーガーだ。

総じて個性があり、バランスが良い。いつかこのハンバーガーをリスペクトした第2第3の波が来る、このハンバーガーがひとつのジャンルとなる時代が来る、そんな予感を覚えるモノだった。機会を見つけて青山あたりにも出かけたい。

 

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